最高のクオリティ
超高画質・超高音質。これこそ、正にブルーレイディスクですね。
720pに満たないものをアップコンバートしているそうですが、そんなの関係ねぇと言うぐらい
本当に笑ってしまうぐらい素晴らしい画質、そして音響です。
実写作品を含めても、3本の指に入るクオリティだとおもいます。
そんな素晴らしい衣を纏った作品本体は、あぁ押井だよ!と言うぐらい押井ノリ。
今回は押井節と言うよりは、格言などの引用が大半を占め印象的です。
物語そのものは割りとありふれた内容ですが、この作品は引用や映像を体感する映画だと思うので
問題なしです。
ただ、キーワード2501など前作を見ていないと全く分からないであろう要素も多いので
じっくり味わいたい人は前作ゴーストインザシェルを観てからの観賞をオススメします。
|
フルHDならではの作品!
普段はほとんどアニメは観ないのですが、いまフルHDにハマっていることもあって、友人に進められて買いました。いやあ、脱帽です。できたら100インチ位の大プロジェクターで観るべき作品ですね。日本のアニメ文化はスゴイ!!!ディテールにここまで凝れる文化は、日本、中国、韓国などアジア系のDNAなのではないでしょうか?特に日本人は外国文化の美味しいところをうまく取り入れ昇華させる力があるとおもいます。映像をシャワーのように浴びるように世界観を楽しめるアニメです。次世代ディスクならではです。
|
画質音質は★5ただし内容は好みが分かれそう。
画質や音質はブルーレイの利点が生きています。
問題は内容です。まず、風景描写に3DCGが多用されています。非常に細密でこのCGを見るだけでもすごいんですが、その反面、セル画の登場人物とは質感が全く違いすぎて違和感をおぼえます。暗く細密な背景画に白っぽい登場人物が描かれるミスマッチさを狙ったようですが、最初から最後まで「なぜセルアニメ風キャラクターじゃなきゃいけないのか?」という疑問が残り感心できませんでした。
次に演出ですが、意図的に間延びさせているシーンが多く、もう少しテンポのよい場面があってもよいと思いました。登場人物の性格描写は今一歩だったとおもいます。主要キャラは誰も彼も感傷的で湿っぽいです。特に主人公のオヤジの女々しさは目も当てられません。監督はかっこ悪いおじさんを描きたかったのかもしれませんが、パトレイバー2劇場版あたりから同じような手法が続いていてマンネリに思えます。オルゴール屋敷のカラクリが「うる星2」だったりするのも疑問。テーマ的にも既存の押井作品へのアイロニーを込めたセルフパロディっぽい雰囲気が濃厚の演出ですが、それとは対照的に単純なストーリーが最後まで噛み合わなかったとおもいます。好きか嫌いかといえば好きなんですけれどね。
|
ジャパニメーションの真髄
この作品は間違いなくアニメーション部門トップです。
『攻殻機動隊』を見ていないので世界設定など理解に少々時間がかかりました。
脳から直接ネット接続可能で脳にハッキングがされてしまうような未来の世界。奥深くリアリティある内容です。映像と世界設定がとてもユニーク(先進的?)なので理解しずらく気持ち悪いと感じる方もいるかもしれません。マトリックスのストーリーが苦手な方は不向きかといえます。
が、その難解さがおもしろい。
画質たいして文句ありません。小さいノイズがすこし気になりましたが、全体的に素晴らしい映像です。fullHD出力されたレベルの高いCGはマジ凄いです。PS3のゲームやXbox360のギアーズオブウォーの3Dも目を疑うほど素晴らしいできでした。それ以上のCGの荒のなさは実写のようです。
見終わった後、映画版FINAL FANTASYをBlu-rayDisc、fullHD、2層、MPEG4AVCで見ればおそらく誰もが度肝抜く映像になるのではと思いました。メーカーさんにお願いしたくなりました。
音質文句無し。5.1chがなく6.1chからリニアPCM7.1chまであり設備のあるかたにはもってこいでしょう。
神秘的な音楽、リアルなサウンド、声優さんのイイ声たまりませんね。
しかもメイキング映像にて大塚明夫さん本人を初めて目にし、感激しました!渋いイイ声だけあって容姿も渋くカッコよかったです。
|
本筋と押し井節が切り離されている
イノセンスの問題点は多分難解なセリフではない。
聞いたところによると監督はこれを
「エンタメに徹した作品」と考えていたよう。
だから本筋(エンタメ部分)と押井節にギャップが有り過ぎて
どことなくキレのない作品になったような気がする。
パト2の荒川と後藤の会話にしても
最初聞いたときは「?」なものだった。
それでも物語の本筋との違和感は全く無かったので
「なんかいいな」と思える世界を味わわされた。
でも荒川と同じ声優をつかっているキムとバトーの会話に
「いい世界」を感じることが出来なかった。
押井さんの作品の良さはシナリオではなく雰囲気。
どれだけその難解セリフを違和感なくその世界の中に
溶け込ませることが出来るかが勝負だと個人的に思ってるので
それが実現されなかったイノセンスに星5をつけることは出来ない。
映像とかも確かにすごいんだけど
どこか押井らしくない。
普通に面白い作品で終わってしまった気がする。
|